Major revision
今年も相変わらず苦戦続きです。アクセプトにならない影響で投稿数だけ増えていて、筆頭だけで8報、共著を入れると二桁の投稿数になってしまいました。結果を出せていないので、自慢できることではありません。
原因として、今年の目標を月1報のアクセプトにしていたため、イントロやディスカッションの吟味が不十分なまま投稿してしまった可能性があるかなと思っています。今はその反省を踏まえて、少しペースダウンしながら、1つの研究に向き合う時間を増やしています。また、一時はshort is bestという考えででシンプルを追求してきたのですが、reviewerからもシンプルすぎるという指摘も多くいただき、考えを改めています。
そんな中でも、今週やっとMajor revisionとMinor revisionが1報ずつ返ってきました。最近は10か所くらい投稿しないとアクセプトされないことも珍しくないので、リジェクトではないだけでとても嬉しいです。
Minor revisionだった論文は2つ目の雑誌の投稿でした。2名のreviewerからexcellentなど多くの賞賛の言葉を頂き、本当に嬉しい気持ちでした。自分の専門分野のテーマであり、かつ共著者の先生方とデザインから論文作成まで、かなり吟味したものだったので、多人数でのイノベーションというのを体験できたと思います。内容も社会的に重要であり、かつ政策提言も含んでおり、そういう部分も評価されていることを実感しました。これまであまり研究結果の社会的インパクトという視点は考えてこなかったのですが、そういう視点もとても大切なことがわかりました。
一方、Major revisionだった論文は自分の専門外の分野であり、そのあたりの交絡因子の吟味が十分でなかった可能性がありました。かなり膨大な指摘になっており、やはり研究をデザインするときにしっかり検討できていることが重要であることを、改めて感じました。もちろん統計解析も最初からやり直しなので、修正に膨大な時間がかかりそうです。
結局は、最初のデザインで十分に時間をかけて検討することが大切という、基本的事項を改めて学んだ結果となりました。1つ1つの研究にしっかりと向き合って、今後も研究を継続していきたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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