論文イントロダクション再考
これまでshort reportなどを中心に論文を書いてきたが、最近は結果のボリュームも大きくして、full lengthの論文で投稿することもあります。
研究の方法論なども査読者に指摘されたものを掲載していくと、自然と論文のボリュームは大きくなってしまう傾向です。
シンプル is ベストの考えでやってきましたが、たくさんの査読コメントを通じて、自然とボリュームアップの方向性にシフトさせられている気がします。(自分自身が査読者の先生方からそのように教育されているように思います)
今回の指摘では、イントロダクションのボリュームアップのコメントが多数を占めていました。指摘内容としては、読者に教育的な観点から、テーマとした薬剤に関連する薬物動態、相互作用、副作用やそのリスク因子など、幅広い内容を掲載した方が良いとのことだった。
これまでは、その論文テーマに最低限関連した内容だけを吟味して、関連論文を引用してきましたが、たしかに、その論文を読んだ時に、ある程度の幅広い知識を網羅しながら、新しい洞察が得られるようなら論文なら、熟読する価値も高まると感じました。
それは査読者の好みの問題もあるかもしれませんが、今後原著論文で投稿していく時の大きなヒントをもらった気がします。
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