2022年のアクセプト
2022年12月31日現在
・和文論文 27報 (筆頭9報)
英文
・Pubmed掲載論文 37報 (1st 30報)
・Pubmedに掲載されない英文 5報 (1st 4報)
で合計69報となりました。
いまのところ、2022年は筆頭5、共著6
投稿中は筆頭3、共著3
作業中2
フェブキソスタットと筋障害リスク
- RCTのSRMA, FAERSの解析
- FAERSは横紋筋融解症のシグナル検出
- ただし、RCTのMAでは筋障害リスクは増加せず
プラセボ RR 0.92, 0.73-1.17, I2=0%, high-certainty evidence
アロプリノール RR 1.03, 0.94-1.11, I2= 0%, moderate-certainty evidence
6リジェクト、7雑誌目の投稿でアクセプト
2021年8月初回投稿、2022年12月アクセプト(4カ月)
Evaluation of Risk of Cardiac or Cerebrovascular Events in Romosozumab Users Focusing on Comorbidities: Analysis of the Japanese Adverse Drug Event Report Database
ロモソズマブと心血管リスク
- JADERの解析
- 心疾患や脳梗塞の既往、高血圧が心血管リスクの副作用と関連している可能性
共著のため、投稿状況は未公開です。
ICIsの小細胞肺がんへの使用とLEMSリスク
- FAERS解析
- 仮説:ランバート・イートン筋無力症症候群 (LEMS)は小細胞肺がんに合併する自己免疫反応であり、ICIsによりLEMSが増加する可能性
- 結果:アテゾでLEMSのシグナル検出(全てが小細胞肺がんへの使用)
共著のため、投稿状況は未公開です。
ICIsによる重症筋無力症の特徴
- FAERSの解析
- ICIsの使用で重症筋無力症のシグナル検出
- 加齢がリスク因子
- 心筋炎の併発もあり
- 性差は認めず
ジスチグミンの副作用とコリンエステラーゼ(ChE)
- 3施設の後ろ向き試験
- ジスチグミンの有害事象は投与量0.15mg/kg/dayおよびChE112U/L以下と関連
- ChE<112U/Lは70才以上、女性、CKDの進行でリスク増
- ChEのモニタリングにより有害事象が予測できる可能性
9リジェクト、10雑誌目の投稿でアクセプト
2021年6月初回投稿、2022年6月アクセプト(13カ月)
処方元医療機関とCKDステージにおける過量投与疑いのある薬剤の調査
- 新潟県の単施設、後ろ向き持参薬調査
- 病院と診療所ではCKDステージ毎に過量投与となる薬剤の種類が異なる可能性
- CKDの進行に伴い診療所での過量投与疑いが増加する傾向
共著のため、投稿状況は未公開です。
Evaluation of Preoperative Risk Factors for Sugammadex-Induced Anaphylaxis: Analysis of the Japanese Adverse Drug Event Report Database
術前情報を用いたスガマデクスによるアナフィラキシーのリスク評価
- JADERの解析
- アルコール摂取、食物アレルギーがアナフィラキシーリスクになる可能性
- スガマデクスは食品添加物であるガンマシクロデキストリン様構造を持つため、食物アレルギーと関連する可能性
共著のため、投稿状況は未公開です。
Risks of serious adverse events and kidney injury in patients treated with ibandronate: A systematic review and meta-analysis
RCTを対象としたメタ解析
- すべての試験を含めた解析ではイバンドロネートの重篤な副作用リスクは他のビスと差なし
- ただし、バイアスリスクの高い研究を除外した場合、イバンドロネートが他のビスよりも副作用リスクが低い可能性
- 腎障害は多くのRCTで適切なAKI診断基準を用いた評価がされていなかった
- 適切なAKI診断基準を用いた腎機能障害評価など、さらに高品質なRCTが必要な可能性
2リジェクト、3雑誌目の投稿でアクセプト
2022年4月初回投稿、2022年5月アクセプト(2カ月)
MDVおよびJADERを用いて、各種骨粗しょう症治療薬の使用と急性腎障害(AKI)の発生状況を比較
- イバンドロネートは内服も注射も一貫してAKIリスクが低かった
- 反対にアレンドロネートはAKIリスクが高かった
- ビスホスホネート間で異なるAKIリスクがある可能性
(いくつかの基礎研究で、ビスの異なる構造式の違いが、腎への作用機序の違いを生み出している可能性が指摘されている)
5リジェクト、6個目の投稿でアクセプト
2021年12月初回投稿、2022年5月アクセプト(5か月)
JADERを用いてCTRXの神経学的副作用を解析
女性、CKD、14日以上の投与、2gより多い投与量でリスクが高かった
JADERを用いてCKDにおけるアテノロールの重篤な副作用リスクを検討
CKD群で重篤な副作用および死亡につながる副作用報告頻度が高かったという内容です。
11リジェクト、12個目の投稿でアクセプト
2020年11月初回投稿、2022年2月アクセプト(15か月)
*英語表現の勘違いなどもあり、アクセプトまでにかなりの時間を要してしまいました。
0コメント